子宮頸がんなど予防のためのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種について
子宮頸がんの原因の多くに、ヒトパピローマウイルス(HPV)が関係しています。
HPVはその他にも肛門がん、膣がん、性病(尖圭コンジローマ)など様々な疾患を引き起こします。
HPVへの感染を予防するためには、ワクチン接種が有効です。(HPVに感染してしまった状態をワクチンで治すことはできません。)
これまでの4価ワクチンよりも、幅広い型のウイルスに対応できる9価ワクチン(シルガード9)が、令和5年4月から定期接種の対象として公費で受けられるようになりました。
HPVは性交渉によって感染するので、HPVワクチンは性交渉開始前の接種が特に有効です。
性交渉開始後であったとしても、HPVワクチンでカバーしているウイルスの型全てに感染していることはまれなので、ほとんどの方にワクチン接種の意味があります。
HPVワクチンの接種スケジュールは下記のようになっています。小学6年生~14歳の女子が2回接種、15歳以上の女子が3回接種となります。
詳細は厚生省のホームページをご覧ください。
公費対象は現在のところ、『12歳になる日の属する年度の初日から16歳になる日の属する年度の末日までの間にある女子の方(小学6年生から高校1年生にあたる女子の方)』となります。
またキャッチアップ接種対象者(積極的勧奨が差し控えられていたことにより接種の機会を逃した方)として、平成9年度~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性で、9価ワクチンをご希望している方も公費対象になります。
上記以外の年齢の女性や男性は、自費での接種にならざるを得ないのが現状です。自費になると約10万円ほどの費用がかかってしまいます。
脇内科クリニックではHPVワクチン接種を行っています。
ご希望やご相談、分からないことなどがありましたら、いつでも医師または受付にお声掛けください。
脇内科クリニック 脇 広昂
どうぞお気軽に
お電話ください。
〒255-0003
住所:神奈川県中郡大磯町大磯1562
電話番号:0463ー61ー0829
休診日:日曜・祝日
※火曜・土曜は午前のみの診療です。