ジギタリスの花が見頃です

５月になって暖かい日が続くようになり、当院の駐車場の花壇も賑わってきました。

なかでもジギタリスの花が見頃です。

赤紫色の釣鐘のような形の花びらに、斑点がついているのが特徴です。

ジギタリスは毒性があり、その葉っぱからジゴキシンという強心薬が作られます。（現代では化学合成により生成されます。）

私のような循環器科の医師からすると、ジギタリスといえば薬のイメージが強くて、実は花の方は当院に勤めるようになるまで見たことがありませんでした。

まさに灯台下暗し。

ジゴキシンは頻脈性心房細動の患者様に時に使用しています。

血中濃度が上がりすぎるとジゴキシン中毒（徐脈性不整脈や消化器症状の出現）になるので、血中濃度を定期的にチェックする必要があります。

うまく効くと症状が良く改善することがあるので、使用は慎重になる必要があるものの、持っておきたい治療の一手というイメージです。

さて明日から連休です。

脇内科クリニックは５月３日～５日はお休みで、６日は通常通り開いています。

５月８日以降は新型コロナワクチンの接種が開始になります。

接種ご希望の方は、まだ受け付けておりますので、ご相談ください。

みなさまが素敵な連休をお過ごしになることを願っております。

脇内科クリニック　　　　脇　広昂